「できたよ!」
キッチンから二つのマグカップを持ってくる。
秋君はコーヒー、私はオレンジジュース
「はいっどうぞ」
「さんきゅ」
私からマグカップを受け取り、ソファから降りて座る秋君。
私も座り、オレンジジュースを一口。
うんっ美味しいっ
1人で盛り上がりながら飲んでいると左から視線を感じた。
勿論、その視線の正体は。
「何?秋君」
「いやっ別に何飲んでんのかなと思って」
「ん?オレンジジュースだけど?」
「まじ!?オレンジジュースなのにマグカップ?憧れてるのかな?」
プハッと吹き出しながら私を見下してくる。
「いいでしょ別に、好きなんだから」
「別に何も言ってねぇよ。ただ、お子ちゃまだなぁと思っただけ」
「はぁ?何よその言い方!」
「いやっ高校生にもなってオレンジジュースって」
あからさまにバカにしたような口調の秋君。
「あーあ、あんた今全世界のオレンジジュースファンを敵に回したわよ」
「うっせ」
なんだかいつもと変わらないこの会話がすごく幸せだに感じる。
この言い合いにいつもなら嫌な感じなのだが、今は全くそんな気はしなかった。
やっぱいつも通りがいいよね!
私達いつも口喧嘩してるから……あはは



