どうしよう……
だが、この沈黙した空間を秋君が切り開いた。
「あのさ、時雨」
「う、うん」
緊張し、話し出した時に肩が飛び上がりそうだった。
「ごめんっ」
「えっ」
初めは何やわ言っているのかわからなかった。
だけど、私と同じ事を考えていたのだろうと言う事は瞬時に理解できた。
「俺、お前が学校ですぐに離れて行ったからなんでだよって思ってた」
確かに、私も何も言わずに距離を取ってしまった。
秋君は自分で自分を責めているみたいに見える。
私も悪いっと言うか私が悪い。
本当は私が謝らないといけないのに。
私は後ろめたさでいっぱいの心まま、秋君の話を聞く。
「だから昼休みお前から来てなんでお前から離れたのにお前はのこのこ来てんだよってイラっときた」
私だって、立場が違ったら同じ事を思ってたと思う。
「だけど、生徒会に行ったら悠希に殴られた」
「えっ」
むすっとしながら右頬をさすった秋君。
本当だ……ほんのり赤くなっている気がする。



