生徒会室から時雨が出て行ったあと、悠希が副会長とやらの方を向く。
「ちょっと外してくれる?芽沙」
「あっはいっわかりました」
そそくさと生徒会室から出ていく芽沙?と言う女が出て行ったのを確認して悠希が口を開く。
「柚弦、喧嘩した?」
あからさまに俺のことを避ける時雨を見て喧嘩を疑ったのか、そう聞いてくる。
「別に喧嘩じゃねーよ」
喧嘩じゃねーよ悪いのはあいつだ。
「ふーん、で、なんで喧嘩したの?」
だから喧嘩じゃねーよと思いながら無視すると更に面倒くさくなるから話す。
「あいつが、俺とは近づかねーって」
「はっ!?それだけでか?」
俺の言った事が予想外だったらしく黙って聞いていた海斗が口を挟む。
「悪いかよ、なんか急に学校に行ったら距離を置きやがって……」
俺の話を聞いた2人はあぁーと何かに気づいたかのように眉の端を下げた。
「そりゃそうだ……」
は?何言ってんだよ
「考えてみろ、お前は毎日女子からきゃーきゃーって言われてるだろ」
好きで言われてるんじゃねーよ
イラっとし、眉間にシワん寄せながら悠希を睨む。
でも、そんな事お構いなしに話し続ける。
「時雨さんからしたらそのきゃーきゃー女子を敵に回す事になるからだろ」
訳がわからなかったが、一応最後まで話を聞く。
「女子を敵に回すのは誰もが怖がる事だ」
「なんでだよ」
「それは俺にもなくわからない」
女心なんて男子にわかるわけねーだろ。
「お前らには関係ねぇ」
「違うでしょ」
「はぁ?じゃあなんだよ?」
はぁーっとため息をつき、悠希の一番いいたかったであろう事を口にする。
「時雨さんが来てくれなくなったらまぁ色々と大変なんだよ」
意味わかんねー



