「あのっ」
私と会長の話を黙って聞いていた芽沙が訳がわからないとでも言いたそうな顔をしながら口を開く。
「どうして別館の事なのに凪音に聞くんですか?」
もしかしてまだ芽沙は知らないの!?私がお悩み相談の張本人だって……
「あーそれはね」
会長はまだ言っていなかったのか忘れてたという感じで後付けする。
「時雨さんがお悩み相談室の張本人さんだからなんだよ」
「えっ!?」
まだ言ってなかったの……!?
芽沙が驚いているのにも関わらず会長は続ける。
「図書室前の掲示板に貼られたお悩みを図書室の中でアドバイスを書くらしいんだ」
私そこまで話した事ないんだけど……
会長はどこまで知っているのだろうか?
会長の凄さに少し怖さを覚えながらも関心を示した。
ってか私、最近色々な人に秘密バレすぎじゃないかな……
自分のセキュリティーの甘さに呆れつつ芽沙の方を向く。



