「よ、良かった」
多分赤くなっているであろう顔をパタパタと手であおぎ熱を冷まそうとする。
少しずつ赤面が治ってくると私もご飯に手を付け出した。
「ご馳走様でした」
ふーっなんとか落ち着いた。
これから毎日あの笑顔を見るとなると先が思いやられる。
でも、ファンクラブの人達は目を輝かせて来るだろうけど……
実は秋君のファンクラブが存在する。
本人は知らないかもだけど、女子の間では結構よく話題に上がる。
よく相談にもあるし。
これ、私が一緒に暮らしてるなんてバレたらやばいんじゃ……
「頑張ろ……」
「ん?何を頑張るんだ?」
昨日と同様に食器を下げながら私の声が聞こえていたのか不思議そうに聞いてくる。
あんたが全ての元凶だよっとは口が裂けても言えない。
「えっと今日頑張っていいもの見つけるぞって」
「ははっ張り切りすぎでしょっ」
クスクス笑いながら楽しそうにしている。
まぁいっか。



