次の日、私はいつもより早起きをし準備をしていた。



なんか私結構楽しみにしてるのかも?



そんなわけないか。



うんそんな訳ないない。



さっ準備しよーっと



そんなわけないと自分で否定し、今日着ていく服を探す。



今日は色々回る気がするから動きやすいジーパン。



まだ、少し肌寒い時期だから中に薄いトップスを着て上からアウターを羽織る。



そして薄くメイクをした。



別に何も無いけど、異性と出かけるとなるとやっぱりちょっと意識してしまう。



別に好きじゃないからいいんだけど。



「おはよ……」



大体の用意を終わらせた頃に秋君が起きてきた。




「おはよ!」



あっ寝癖ついてる。



微笑ましく思っていると、それが顔に出ていたのかキモイと朝から言われてしまった。



キモイはないでしょキモいは。



「お前、昨日の夜俺の部屋入ったか?」



あっと思い出したように私の方を向きむすっとしながら聞いてくる。



あっやばいっ入った……



タオルケットをかけたからバレちゃったのかな?




でもかけずにはいられなかったし……



「うんんっ入ってないよ」



嘘をつくのが下手な私は急いで笑顔を作ったが、ちゃんと作れていたかは定かではない。



「あっそ」



秋君は興味が失せたのかそれとも何かを察したのかはわからないが、すぐに洗面所へと向かっていった。