あの写真……
特に私が気になったのは机の上に置かれていた写真。
埃一つかぶってなく、相当大事にされていたのがわかる。
まぁ、それかただ埃が無理なのか。
その写真には1人の男の子と女性が映っていた。
これは、小学校の入学式?
多分このランドセルを背負っているのが秋君だろう。
なんとなく面影がある。
じゃあこの女性は秋君のお母さんかな?
この女性はものすごく美しい顔をしていた。
この人から秋君が生まれたのなら納得だ。
お母さんの事すごく好きだったんだろうなぁ。
と、一瞬でわかったような気がした。
でも、一回も親の話が出ないからあんまり話したくないのかもしれない。
私がここに一人暮らしをしていても何も聞いてこなかったし。
じゃあこの写真を見た事は内緒にしたかないと。
ここにいる事がバレたらまずいので、秋君に大きめのタオルケットをかけ部屋を出た。
私がソファーで寝て秋君が私のベットで寝ても良かったんだけど、起こすわけには行かないから。
ごめんね秋君。
そう思いながら、部屋のを出た。
明日ベッドも見ようかな?
うん!そうしよう。
丁度模様替えをしたいと思っていたからいい機会だし。
明日の買い物に更なる期待を膨らませ私はベッドに向かった。
明日、楽しみだなぁ
なんて柄でもない事を思いながら–––。



