「じゃあまたな」
「バイバーイ」
お互いが違う方向に帰るのでもう会場で解散する事に。
「またねっ」
秋君と二人でみんなにあいさつをし歩き出す。
「今日は楽しかったね!」
私は今日の出来事を振り返りながら秋君に言った。
「あぁ、楽しかった。お前と二人でまわれたから」
「そ、そう……?」
秋君は突然こういう事を言ってくるからいつ心拍が停止してもおかしくない。
夜の道は思ったよりも静かで私達意外誰もいないんじゃないかと疑ってしまうほどだ。
「静かなだね……」
「そうだな」
私も秋君もそんなに話す方じゃないから先輩達がいないとあまり会話が弾まない。
だけど、気まずい空気ではなく心地いい空気が流れた。



