外に出るともう辺りは真っ暗になっていた。
「もう冬だね……」
「だな」
肌寒く感じながら歩き出す。
二人横並びになりながらさっきの続きのお喋りをしたり、たまに止まってジャンケンをしたりとにかく少しでも長くこの時間が続くように願った。
その間ずっとカバンは秋君が持ってくれている。
それに私が歩きやすいように歩幅を調節してくれたり。
その一つ一つが私にはすごく嬉しくて。
今だったら多分顔を半径一メートルくらいまで近づけてきたらもう顔がゆでだこになっちゃう……っ
今こうやって話しているだけでも嬉しさが心の底から浮かんでくる。



