「時雨凪音です。私はお悩み相談のアドバイザーをしています。私は今までみなさんから寄せられたお悩みにアドバイスを書いて下駄箱に入れていました」
みんなの視線が突き刺すように痛い。
話していくうちに、どんどん声が小さくなっていくのが自分でもわかる。
だめだ、最後までちゃんと話さないといなくないのにっ声が出ないっ
「私は、このお悩み相談をしていて、辞めたいと思った事はありません。大変だと思った時もあったし、難しいお悩みが来た時もありました。だけど、そういうのを含めて、私はこの活動をしていて、良かったと思っています」
生徒のみんなは困ったような顔をしたり難しい顔をしたりしていたが、幸い笑ったりしている人はいなかった。
それに比べて教頭はずっとニコニコだったけど。
「だから、だから私は誰になんと言われようともこの活動を辞めようとは思っていませんっ」
私は言い切った。ちゃんと最後までやると。



