中に入るともう全員が揃っていた。
私、教室に行かず来たのにもう揃っているなんて……
「お待ちしていましたよ、時雨凪音さん」
ステージ台に立ち、マイク越しに私が来た事を伝える教頭。
「では、早速こちらに来ていただきましょうか」
全てあいつの手の中で転がされているのもわかっているけど、どうしようもなくあいつに従うしかなかった。
私は言われたとうりにステージ台に立ち、全校生徒が見えさっき以上に緊張してしまう。
大丈夫。私は絶対に負けないっ
一回目を閉じて深く深呼吸をして気持ちを整えてから目を開け全生徒を見渡した。
大体の人が一回はお悩み相談をしていたはずだから。
私は決意を固め、マイクに向かって話し出す。



