それからというもの、後ろ指を刺されているみたいにいろんな人から見られていた。
本当、面倒くさいわねぇ
そろそろ私の神経もすり減って来た頃に、十月十八日が来てしまった。
ついに来てしまった、私は今日朝礼でここに通う全生徒の前で私がお悩み相談のアドバイザーだと告白しなくてはならない。
行くか。
私は学校につくなり教室にも行かず、体育館に向かう。
私が今日この事を言うのは教頭以外誰も知らない。
だから、いつもの五人もこの事は知らないはず。
体育館に足を運びながら嫌だなぁというどんよりした気持ちしか浮かんでこなかった。
私がお悩み相談のアドバイザーだとバレた時、お姉ちゃんに相談ををしていたんだけど。
その時は「もう凪音が辞めたいなら辞めてもいいけど、まだやりたいと思う気持ちが残っているのなら自分の気持ちを貫きなさい」と言われた。
だから私は辞めたくないと思っていたし、絶対辞めるつもりはない。
体育館の前まで来て体育館に繋がる扉に手をかけた。
あ、れっ?私今、緊張してるの?
体育館に繋がる扉に手をかけた時、私の手が震えている事に気が付いた。
怖いのかな……私。
緊張しているのももちろんそうだったが、もうお悩み相談を続けられないのかもしれないという恐怖も私の中にはあったのだろう。
「大丈夫だよ」
わざと声に出し自分を落ち着かせる。
震える手を左手で止めるように握り締めてから体育館の扉を開けた。



