「で、本題だけど、どうしてバレたとか何か心当たりはある?」
みんながソファに着くと、会長が話を切り出した。
「特にないです。あるとしたら私が別館に行っている所を見られたのかもっ」
私がバレるとするなら別館に行く時と、図書室に出入りする時、あとは下駄箱に紙を入れている時くらい。
「そんなの対策の仕様がねぇだろ」
いつもは傍観している火野さんが珍しく怒っているみたいだった。
「それはそう。第一学校でやっているんだからいつかはバレていたと思うし」
秋君もうんうんと頷きながら言った。
そうだよね、いつかはバレていた。もしかしたらお姉ちゃんの時にバレていたのかもしれない。
「もう無理かもしれないけど、私はお悩み相談を辞めるのは嫌だから」
私に託してくれたんだから、少なくとも私がこの日輪学園を卒業するまではちゃんとやりたいと思っている。
「そうだよね、あんな事言われて辞めるとかしたくないもんね」
会長も私の意見に賛成してくれた。
「さっき私パパに聞いたんだけど、これは教頭が勝手に動いているらしいよ」
「そうなの?」
「うん、なんでも別館を取り壊してお金にして日輪学園に貢献して校長の座を奪いたいんだとか」
あーそういう事か。
「あいつがやりそうな事だな」
「本当それ」
みんなは呆れたようにため息をついていた。
「じゃあとにかくこっちでも考えてみるから今日は帰りな」
「はい、ありがとうございます……」
流石に今日は教室に戻れそうにはないからね。
私はぺこりっと頭を下げ、生徒会室を出た。
明日、学校行けるかな?
みんなに囁かれると思うと憂鬱になった。



