「秋君っ秋君ってば」
何度呼んでもスタスタと歩いて行ってしまう秋君は私の手を離そうとはしてくれない。
振り解きたくても勝てるはずがない。
もうどうしようもなく、秋君に引っ張られるままになっていると少し歩いて秋君が止まった。
止まった?と思い前を向くと生徒会室と書かれた部屋の前に来ていた。
何かがあると絶対にここに来るんだよね。
秋君はまだ手を離してくれないので一緒に中に入る。
それで決まって中に入ると……
「凪音ー」
「大丈夫だった?」
「あのジジイなんで今更になってカミングアウトなんてしてくんだよ」
「僕が止めるべきだったよ……」
やっぱり、いつもの四人が集まっていた。
先輩に芽沙、火野さんと会長の面々。
もうここまで来るとすごいよりも怖いというか……
芽沙なら朝生徒会の仕事をしていたのかな?って思うけど、先輩と火野さんと会長はなんでここにいるの?
会長はまだ教頭の所にいるはず……
それに先輩と火野さんはここに来るには教室を抜け出してこないといけない。



