私が椅子を倒して立ち上がってしまい、もしかして時雨さんがお悩み相談の人だったんじゃない?と教室中で囁かれている。
どうしようっ
私が混乱している中でも教頭は話を続ける。
「別館を壊すという訳ではありません。ただ図書室をお悩み相談として使っている相談を辞めさせるんです」
どうしてそんな事を今更しようとするのだろうか?
「どうして辞めさせるんですか?それに誰がやっているのかもわからないでしょ?」
教頭と同じ空間にいる会長がすぐさま反論してくれる。
「どうして辞めさせるかって?そんなの決まってますよ。ただただ邪魔だからです。相談するなら教師でも良いでしょう」
教師に相談できない人もいるから匿名で相談できるようにってお悩み相談室はあるのにっ
「誰がやっているか?それは二年一組の時雨凪音さん、あなたですよね?」
ニヤリと不適に笑う教頭と目があったような気がした。
どうして私の名前を……?
名指しをされ、みんなが一斉に立ち尽くす私の方を見て驚いたようにざわざわしだした。



