貸してと言われ花火を渡すと火をつけて私に渡してくれた。
秋君も自分の花火に火をつけると花火をじーっと見ながら言った。
「前に聞いたことあんだけどさ、線香花火の火が落ちずに消えると願いが叶うって言われてるやつ知ってるか?」
知らないかも……線香花火はパチパチなるから好んで火をつけた事はない。
「知らなかった、そんなのあるんだ」
私が知らないと言うと一瞬驚いたように目を見開いたがすぐにいつもの秋君に戻った。
「じゃあやってみようぜ」
面白そうっ
「うんっわかった!」
私は何をお願いしようかな?
そう思い、秋君の方を見ると秋君は目を閉じてもう何かをお願いしているみたいだった。
これは喋りかけちゃいけないやつだ。
秋君には聞けないと思ったので、自分の中で考えを巡らせる。
私は、今一番気になる事はやっぱり、秋君と二人になるたびになる変な気持ちの正体。
これが気にかるかな?
私はすぐにでも知りたかったので、それをお願いする事にした。
早く秋君と会う時だけに起きる変な気持ちの正体がわかりますように。



