あれっ今のはリビングにかけてある時計の音、八時を過ぎるとなる鳩の音。
「もう八時か……」
私がポツリと言うと火野さんがギョッとした顔をした。
「おいっ、帰るぞ夢月っ」
火野さんに大声で言われ先輩はきょとんとしている。
「もう八時だぞ!?」
「えっ本当!?やばいやばいって」
あれっ先輩の門限は六時だったような……
本当は門限とかなかったんだけど、最近夜遅くまでどこかに行ったりしているからって六時という門限をつけられてしまったらしい。
火野さんに時間を聞いた先輩の顔はみるみるうちに青ざめて行った。
「もう帰った方がいいんじゃないですか?」
今からみんなで後片付けをしようと言っていたのだが帰らないといけなさそうだし、みんなで用意してもらったから本当は私1人で片付けないといけないくらい。
「ごめん、そうさせてもらうっ」
「うんっバイバイっ」
急いで荷物を持ち、火野さんの右手を掴みながら帰って行った。



