「おーい早くー」
あれっ?今度は男子の声
「あっはーい」
「ね、ねぇ今日ここに何人の人が来てるの?ってかなんで来てるの?」
今すぐにでもかけだしてしまいそうだった先輩の首手首を掴み早口で問う。
「今日はいつものメンバー、私と海斗と芽沙と悠希と柚弦と凪音の六人!なんで来てるかはリビングに行ったらわかるよっ」
そう言って私の手を引きながらリビングへと入った。
「うわぁーすごいっ」
リビングに入るには一つ扉を越えなくてはいけなく、扉を開くとそこには物凄く可愛く飾り付けされた部屋に変わっていた。
「「「「「「凪音、退院おめでとー」」」」」
私がリビングに入ったとほぼ同時に五カ所からクラッカーの爆音が私の両耳を響かせた。
「び、びっくりした……」
もしかして秋君が早く帰って行ったのもみんながここにいるのも私の退院を祝ってくれる為だったの?
それなら私、最低な事を考えていた……
秋君が浮気とか、二人がラブラブなの知ってたのにっ
「……っ」
「ちちちょっとなんで泣いてんのよ!?」
「だ、だって、」
私の頬にスーと涙が溢れた。
「どうせ、俺とそこの女二人が付き合ってたーなんて馬鹿な事考えてたんだろ」
秋君は全てを見透かしたように言った。



