それから二人はずっとケンカしていたから私と会長と先輩と火野さんの四人で優雅なティータイムを過ごした。
「あっもうこんな時間!?」
結構話し込んでいた時、不意に会長が腕につけていた時計に目をやった。
「嘘っ本当だもう六時」
先輩も時間を確認するようにスマホを取り出すと驚いたように顔をこわばらせた。
「夢月の門限六時半……」
先輩の隣に座ってコーヒーを飲んでいた火野さんが付け足すようにぼそっと言った。
「あっ、そういえばそうだった……」
門限六時半って高校生ではちょっと早くないかな?
「夢月、また門限破るとおばさんに次はスマホ没収するって言われてだぞ」
「……まじで?」
火野さんの付け足した言葉を聞きサーッと血の気が消えたように血色の失った顔をしながらおぼつかない足取りで病室を出て行った。
その後を火野さんがついて行く。



