「まぁ、とにかく申し訳なかったって謝りたかったんだ」
会長は秋君の昔話に幕を閉じるように話を区切った。
でも、最初は嫌だったとしても今はものすごく楽しい。
秋君は私に新しい感情を教えてくれた。
秋君がいなかったら会長や火野さんと面識を持つことすらできなかった。
「私、秋君には感謝してるんです。だから理由はどうであれ私は秋君が家に来てくれて良かったと思っています」
「……そういってもらえて嬉しいよ」
会長は涙目になりながら本当に嬉しそうに微笑んだ。
秋君は最高のお友達を持っているんだね。
自分の事じゃないのにこんなにも必死になって手を差し伸べてくれて。
しんみりした空気が少しあるとすぐに病室の外が騒がしくなってきた。



