掲示板お悩み相談


「ふー間に合ったっ」



なんとか、卵を買い今日の夜ご飯の食材もゲットした。



今日の夜ご飯はカレーライス。



秋君が何が好きなのかわからなかったからみんなが好きそうなものにした。



帰ったらもう秋君は起きてるかな?



起きてなかったら今度こそイタズラしよっかな?



だって起きてなかった秋君が悪いもんねっ



と、半ば強引に事を片付け帰ろうとする。



「時雨っ」



ん?どこからか秋君の声がしたような……?



最近多いなぁ空耳。




耳鼻科行ったほうがいい?



「時雨っ!!」



耳鼻科に行くか検討しているとまたどこからか声が聞こえてきた。



やっぱり空耳じゃない?



やっぱり私の耳は正常だったかも……?



疑問ばっかり浮かんできて面倒くさくなったのでとにかく周りを見渡してみる。



すると、私の真後ろから人影が近づいて来ているのがわかった。



あれってもしかして秋君!?



「お前、どこ行って、たんだだよっ」



肩で息をしながら緊迫した様子で私の元へやってくる。



えっ?私何かした?



「ただ普通に買い物に……?」



「そっか、良かった…っ」



そう言うと、力が抜けたかのように秋君はしゃがみ込んでしまった。



えっえっ!?どうしたの……?



具合悪いのかな?



「秋君っ大丈夫?」



秋君と目線を合わせるために私もしゃがむ。



「時雨」



「うん」



どうしたんだろう…?



さっき家にいた時とは全然違う気がする……



「お前は"死なないよなっ"」








「えっ?」



今にも消えてなくなってしまいそうな声で秋君は訴えかけるように私にそう言った。



死なないって?



もしかしたら、秋君の大切な人が秋君の前からいなくなってしまったのかもしれない。



これは私の勘だけど。



「大丈夫。私は死んだりいなくなったりしないから」



大丈夫。もし私がいなくなっても秋君には居場所があるから。



「大丈夫だよ、ね?だから家に帰ろ?」



「あぁ……」



秋君は安心したように微笑みながら立ち上がり、2人は一緒に歩き出した。



「その荷物持ってやるよ」



「大丈夫ですー私持てますから」



「あーあ人の善意を踏みにじったーさいてー」



「最低なのはどっちよー」



「あーあー聞こえないー」



秋君は自分の耳を塞ぎ聞こえないポーズをとった。



良かった。いつもの秋君だ。



「今日のご飯は出前?」



「そんな訳ないでしょ今日はカレーです」



「まじっ俺カレー好き」



ルンルンな気分なのか、私よりも先に行き振り向きながらニコニコの笑顔を私に向けてくる。



ドキッ



正直、真正面からのイケメンスマイルは破壊力がやばすぎるっ



「あ、あっそ」



何私向きになってるんだろい……




それにさっきドキッて……



ん?何のドキッ?



まぁ、真正面からイケメンスマイルを浴びたからだよね?



きっとそうだ。そうに違いない。



一瞬だけ浮かんだ可能性を思いっきり頭を振って忘れようとする。



私が秋君を"好き"かもしれないなんて。



そんな事絶対ないもんね。



「置いてくぞー」



「今行く!」