「秋君は悪くないよ、ってか言ったでしょ殴られたのが秋君じゃなくて良かったって」
少しでも秋君の気持ちが紛らわせられるかもと思い笑顔で言った。
「それじゃだめだろ……っ」
えっ今なんて?
聞き返そうと思った時、私の体は温かい何かに包まれた。
あれっも、もしかして今私抱きしめられてる!?
気が付くと私は秋君の腕の中に収まっていた。
「ち、ちょっ秋君!?」
急いで離れる為に秋君の体を押し除けようとするが、全然離してくれる気配がない。
「じっとしてろ」
一言そう言われただけなのに私は恥ずかしさより嬉しさが勝っていた。
秋君、いい匂いする……
同じ柔軟剤使ってるはずなのに秋君はとても良い匂いがした。
ただ時間だけが過ぎていき、気まずくもないなんとも心地のいい時間が流れて行った。



