「か、会長!?」
副会長は驚いているみたいだった。
正直僕が一番驚いている。
だってこんな大胆な事をするなんて思ってもみなかっんだから。
「ごめん、少しの間こうさせて」
僕はこの幸せを噛み締めるかのように副会長を抱きしめる。
「はいっ」
そう言って副会長も僕の事を抱きしめ返してくれる。
あー僕は幸せだなぁ。
改めてそう思った。
それから僕達は一緒にベンチで花火を見上げだ。
肩を寄せ合い手を重ね、お互いの体温を感じながら長く短い花火を二人だけの世界で堪能する。
本当にありがとう芽沙–––。
メニュー