「……」
「……」
何か会話会話っ
話したい事はあるのに何から話したらいいかわからず喉が開かない。
この沈黙がいたたまれなくなった。
「会長好きな人いますか?」
そろそろ本当に心臓がはち切れるかもと命の危機を感じていた時、副会長が口を開いた。
す、好きな人!?
「い、いる……」
ここにいますっとは言えるわけもなく曖昧に答える。
「私にもいるんです」
僕に好きな人がいた事に驚いたのか一瞬表情を崩したがすぐに下を向いてしまい確認することはできなかった。
「それって前に生徒会室でみんなと恋愛相談した時の人?」
「はい……」
今はいわゆる恋バナをしているのだろう。
普通、恋バナというものは盛り上がるものなのかと思ったが今の状況は全然盛り上がっている感じはしない。
「何かあった?」
下を向いていて表情はわからないがいつもより暗いのはわかった。
「私、好きな人に気持ちを伝えたいんです」
あっ僕と一緒だ……
副会長も僕と同じことを思っていてなんだか親近感が沸く。
「僕もだよ。好きって伝えたいけどいつ伝えたらいいのかわからなくて」
副会長もそう思っていたのか「同じですっ」と食い気味に言った。
やっぱりみんなそうなのかな?



