「これでよしっと」
貼り終わったのか足を伸ばしながら確認している。
良かった、怒っているわけではなさそう。
「あのっ良かったら会長も座ってください」
スーっと横に移動し僕の座る場所を作ってくれる。
「ありがとう」
断る理由もなかったから座らせてもらった。
内心僕の心臓はバックバクだけど。
伝えるなら今かもしれない。
と、不意に思った。
今日じゃないといけない気がして、でも今日言う心の準備もできなくて。
曖昧な事しか出て来ず自分に嫌気がさす。
「どうかしましたか?」
僕が黙り込んだからだろう。副会長が心配して僕の顔を覗き込んでくる。
「だ、大丈夫っ」
今日はいつもと違ってメガネをかけていないから雰囲気が違って変に緊張する。
「そうならいいんですけど……」



