「ありました、会長!」
少し歩くとすぐにいちご飴が売っている屋台を見つける事ができた。
「私はこれがいいですっ」
いつもよりもテンションが高い副会長。
「いいね!じゃあここは僕が払うよ」
「えっそんな悪いですよっ」
僕は甘いのは苦手だから一緒に食べる事ができないからせめてこれくらいはと思って。
「いいからいいからっこういうのは先輩に甘えるものなの」
「そうですか……?」
すごく申し訳なさそうにしているが半ば強引に僕がお金を払った。
「はいっどうぞ」
お金を払い店員さんから受け取る。
「すみませんっありがとうございますっ」
申し訳なさそうにしているが目は輝いていた。
「ベンチとか座る?」
「はいっ」
キラキラした目でいちご飴を見ながら楽しそうにしている副会長。
僕はそれを見て微笑ましく思いながらベンチを探す。



