「じ、実は私秋君に好きって言われて……」
「えーーーっ!!」
「まじーーー!?」
思い出すだけでも湯気が出そうなほど恥ずかしくなったがそれもよりも二人の叫びの方がはるかに大きく恥ずかしさが飛んでいってしまう。
「それでそれで?」
言葉に出すのは恥ずかしかったけど、あの場にいたのは私と秋君の二人しかいなかったから口で伝えるしかない。
「すぐに答えは求めてないから気持ち固まったら返事聞かせてくれって言われた」
「おー紳士〜」
「そんなイケメンな返し方ある普通?」
二人は秋君の返し方に心打たれたらしい。
「それでどう返したの?」
「言葉に詰まりまして……」
あの時はどうしたらいいかわからなくて。
告白されたのだって初めてだったし。
「まぁ仕方ないよ、急に言われたんだろうし」
流石先輩。なんでもわかってる
「で、本当に大事なのは凪音の気持ちだよ?」
芽依沙も恋愛には強いのか私よりも知識が豊富そうだった。
「私は、まだわからない。好きとか好きじゃないとか、だけど秋君の気持ちにはしっかり答えたいと思ってる」
昨日も思ってた事だけどこれだけは貫きたいと思った。
「そっか、ちゃんとしてるね凪音は」
「それでいいと思うよ!あることがきっかけで好きになったり逆に相手が自分の事を好きって言ってくれて意識したり、そういうのからも全然恋愛は発展するから」
そうなんだ……。
ここらか自分の気持ちが変わるかもしれないし変わらないかもしれない。それは私自身にもわからない。



