腹減ったーと連呼する秋君の後ろをついていきながらも私の頭の中はさっきの言葉が頭の中をぐるぐるしていた。
"好きだよ"っていうのは恋愛として好き?それとも友達として?
でも今までの付き合いで秋君は嘘をついたことはなかったはず。
じゃあ恋愛?
「〜〜〜っ」
そうなのかもしれないと思うと自然と顔が熱くなってきた。
誰だってあんなイケメンから告白されたら赤くなるって。
私は秋君の気持ちに答えられるのだろうか。
ふと、そんな事を思った。
だって今私は秋君に名前のわからない気持ちを抱いているわけであって。
お互いが好きじゃないのにその、お、お付き合い?とかはよろしくないと思うし。
でも秋くんの気持ちにはお返事をしないといけないと私は思っているし。
と、どうすればいいのー?
一人で頭を抱えていると前を歩いていた秋君の足が止まった。
「何?俺のこと考えてんの?」
ふっと笑いながら私の方を向いた秋君はなんだかいつもの秋君とは違って見えた。
「いいよ別にすぐに答えは求めてないから、気持ち固まって返事聞かせてくれ」
いつもよりも何倍も優しくなっている秋君はもはや誰?と疑うレベルだったが、あの美貌は秋君しか持っていないものだと思い本人と認めるしかなかった。
「……わかった」
私が答えたのを見て満足したのかまた歩き出した秋君。
私はいつ、秋君の気持ちに応えることができるのだろう?
そんな不安を抱きながら私達の家と向かった。



