みんなとお泊まりをしてから少し経ったある日。
「秋君ー今日行けるよね」
私はリビングでスマホをいじっていた秋君に尋ねる。
「あぁ」
今日は待ちに待った夏祭りに行く日。
あの日みんなと色々と話し合って決めた事を思い出しながら頬が綻んだ。
そういえば今日は浴衣を着るんだっけ?
浴衣を着ようと提案をしたのは先輩。なんでも先輩のお母さんが着付けをするのが得意ならしくお願いする事にした。
先輩の家に四時に行けばいいからもう少しゆっくりでるはずだ。
「なぁ今日何しに行くんだ?」
「ん?」
私はキッチン秋君はリビングにいて少し距離があるから聞き取りなかった。
なんで言ったんだろう?
聞き返そうと思いリビングに行くといつも以上にだらけている秋君を発見。
「ちょっとだらけすぎー」
「いいだろ別に今日は特に何も予定ないんだから」
そういえば秋君に夏祭りのこと言ってない。
「ごめん、忘れてた秋君も今日一緒に行くから」
「どこに?」
「夏祭り」
私がそういうとわけがわからないとでも言いたそうな顔をした秋君。
「は?行かねぇし」
「えー行こうよ」
「無理」
こりゃ来てくれなぁ……
それは困るっ
「じ、じゃあ私がじゃんけんに勝ったら来てよね」
「なんだその変な決め方……」
「いいでしょ」
若干面倒くさそうに眉を寄せだが渋々右手を出してくれる。



