美馬先輩は少しためらったが私も言うから〜と芽沙の押しに負け渋々教えてくれた。
「海斗……」
「「えっ!?」」
私達は声が被った。
まさか火野さんだったなんて!?
美馬先輩は恥ずかしそうに手で顔を覆った。
「はいっ次芽沙ちゃんの好きな人は?」
話をすり替えるようにし、芽沙に問いかけた。
「えっ私ですか!?」
まさか自分に回って来ると思ってなかったのか戸惑っていたが先輩が教えてくれたので芽沙も伝えるしかなかった。
「会長、です……」
おー芽沙は会長が好きなんだ!!
じゃあ私の予想は全てあっていたみたい。
「でも、あまり接点がないので困ってます……」
「本当それ」
二人は困ったように空を見たり俯いたりしていた。
あっじゃあ!
「どこかに出掛けてみてはいかがですか?」
「「それだ!!」
空を見たり俯いていた顔をばっとあげ私の言ったことに食いついた。
「そういえば今度夏祭りあるよね」
「あります!」
夏祭り?夏祭りは夏休みじゃないのかな?
「夏祭りは夏休みじゃないの?」
私がそう言うとふ二人はギョッとしたように私を凝視した。



