「よし!帰ろっ」
やる事をやり帰ろうと歩き出す。
「あっ時雨さん!」
ん?
後ろから声をかけられた気がして振り返るとバタバタと走りながらこっちに向かってくる会長が。
「あっ会長」
前の事があり会長の怖さを知ったのであった。
「ごめんね呼び止めて」
申し訳なさそうにしながらもふふふっと微笑む会長。
「それで、どうしてここに?」
あっそうだった。
「今から丁度アドバイスを書いた紙を下駄箱に入れに行こうと思って」
「そうなんだ!あれだよね今日来たお悩みはその日に返すって……」
ちょっとっ
私は思わず会長の口を両手で塞いでしまった。
「ここではその事は言わないでください」
私が口を塞いでいるからモゴモゴしながらなんとも頷いた。
大丈夫かなこの人。意外とおしゃべりなんだよなぁ会長なのに…
と思っているとバシバシと腕を叩かれた。
痛い痛いっ
何?私何かした?
と思い先輩の方を見ると思いっきり口を塞いだままだった。
あっ
「すみませんっ」
私は急いで手を離した。
「もう、本当に、死ぬかと思った……意外と怪力なんだね……」
うぐっ
「そこまで言わなくても……」
「ごめんごめん」
「ちょっとー」
会長が先に歩いて行くので、その後を私も追う。



