鳴り止まない亜香里さん達の声を聞きなら自分の不甲斐なさに悔しくなった。
「おいっ何ずっと黙ってんだよ」
「なんか言えよ」
ずっとダンマリを決め込む私に誰かの堪忍袋の尾が切れたのだろう。
1人の女の子が声を荒げたのがわかった。
けど、私には関係ない。
もう涙で視界ははっきりしないし。
クラスの人達がどのような目で私達を見ているのかも確認できない。
一つわかるのは私の前にいる人がものすごく怒っていることだけ。
きっとさっき声を荒げたのは亜香里さんだろう。
「お前さっ」
とうとうもう限界が来たのだろう、亜香里さんらしき人が手を振り上げた事がうっすらとした視界で見えた。
あっやばいっこれっ叩かれるっ
まるで他人事のように考えながら棒立ちしているとパチンっという音とともに私の右頬に痛みが走った。



