「この写真時雨さんと柚弦だよね?」
「う、うん」
「どうして一緒にいるの?」
怒りを含んだ声が私に恐怖を覚えさせた。
どうしてって言われても、一緒に住んでますなんて言えないし。
これは別に私達が決めたことじゃない。
ただ言わないことは暗黙の了承だ。
だから今までバレてこなかったのに。
まさか、隠し撮りされるなんてっ
「なんとか言ったらどうなの?」
「もしかして付き合ってたり?」
「黙ってないでなんとか言えよ」
亜香里さんを筆頭に後ろにいた取り巻きの人達も私に詰め寄る。
「いやっだからっ」
私はただ何もいうことができない。
次第に私の目尻が熱くなってきた。
一言でも喋ってしまったらこぼれ落ちてしまいそうなほど私の目には涙が溜まっていた。
どうしたらいいのっ……
私はただ、下唇を噛むしかなかった。
零れ落ちそうな涙を我慢する為なのか、秋君との秘密を誰にも知られたくなかったのかはわたからい。
言ってしまったら楽なんだろう。
元々は私と秋君は何の関係もない人達で。
初めは私も2人で暮らすなんてよく思っていなかったに。
前のままの私だったらすぐに言ってしまえたのに。
どうして今はこんなにも喉に突っかかるのっ



