「先輩!?」
意外な人物の登場に思わず叫んでしまう。
「あっ凪音ちゃん!!」
どうしてここに?
楽しそうに微笑みながら私達のいるソファーまで可愛いツインテールをなびかせながら来てくれる。
「どうしたの?夢月さん」
美馬先輩と会長は面識があったようだ。
「ん?こいつの回収に」
そう言って火野さんの方を指差した。
火野さんの回収?
「あぁ、そゆことね!」
会長と秋君は理解しているのか何も驚いはいなかったが、私には訳がわからなかった。
「えっと、どういう関係なんですか?」
芽沙も生徒会に入っていて、副会長だが知らなかったらしい。
「あっそっかまだ言ってなかったね。夢月さんは海斗の幼馴染」
「そうなんですか」
「そう、だからいつも帰る時間とかが遅かったらおばさんに頼まれてこうして迎えに来てるんだ」
美馬先輩も付け足して言ってくれた為、私も芽沙もようやく理解した。
「ほら、帰るよ」
火野先輩の腕を引っ張りながらソファーから立たせている美馬先輩達を見ながらなんだか兄弟のように見えた。
なんだか仲がいいんだなぁ。
ほんの少しのやりとりを見ただけで仲がいいとわかるのは相当だと思う。



