「あははっそうだねっありがとう。何かあったら相談させてもらうよ」
清々しそうに笑った会長はなんだか吹っ切れたような顔をしていた。
「はいっ」
私の気持ちがちゃんと会長に届いていたらいいな。
「じゃあ行こっか」
いつのまにか飲み物を入れ終わっていたのかみんな分のマグカップをお盆に乗せていた。
「は、はいっ」
私ただ喋ってただけだ……
申し訳ないっ
この部屋を出て行こうとする会長の後についていく。
「あっそうだ」
後ろをついていく私の方を振り向き会長はにっこりと笑った。
「僕が時雨さんがお悩み相談のアドバイザーだって知ってた理由は君のお兄さん、つまり前会長に聞いたからなんだよ」
えっ?
「それじゃあ」
言いたい事だけを言うと「みんなお待たせー」と楽しそうに言いながらみんなの所に行った。
じゃあさっきの話は何だったの?
もしかして騙した……?
会長、やっぱり怖い……
まぁ、でも悩みがないならいいとするか。
というか前会長って私のお兄ちゃんだよね?
私のお姉ちゃん、お兄ちゃんと生徒会長を務めていた。
会長プラスお悩み相談のアドバイザーを掛け持ちするという物凄くハードな事をしていたみたい。
私は会長にはならなかったんだけど。
お兄ちゃん言っちゃったんだ……
「あはは……」
もう笑うしかないよね……
私1人しかいないから余計に自分の乾いた笑い声が響いた。
それもそうだけど、私会長に結構恥ずかしい事をっ
それを考えるだけで恥ずかしさから顔が熱くなった。
もう忘れて早く行こ。
考えることを放棄し、みんなのいる所へと戻った。



