ドカッとソファに座る火野さんを見て、私もソファに座らしてもらう。
ここには仕事をする用の机と、談笑するようのソファと机がある。
火野さんが寝ているのは奥の部屋だけど。
「それで、今日はどうして私を?」
なぜか睨んでくる火野さんが怖く、少しでも紛らわずように問いかけた。
「そ、それは……」
なんだか恥ずかしそうにしながら眉間にシワを寄せていた。
「好きな奴とどうやったらつ、付き合えるようになるんだ?」
付き合う?
もしかして好きな人がいるとか?
そっかぁーと思っていると資料などが置いてある後ろの方からどさどさださっという何かが落ちる音がした。
ん?なんだろう?
私達の話を聞いていた芽沙以外の全員が一斉に音のした方を向く。
今ここにいないのは芽沙だけだから何かを落としたのは芽沙らしい。
「大丈夫?」
会長が様子を見に行こうとすると、突然ひょっこりと顔を出した。
「わ、私にもいるんです……好きな人っ」
「えっ!?」
なぜか私は火野さんの時よりも驚いた。
いやだってあの芽沙だよ!?
なんだか興味なーいって感じのあの芽沙が!?恋をしているとは……
あっでも、前に言ってたっけ私何度か相談したことがあるって。
きっと恋愛の事だったんだろうな。人が多すぎてちょっとわからないけど。
顔を赤らめながらサササッと出て来て火野さんの隣のソファに座った。



