「じゃあそろそろ帰りますね!」
少し話をして、もう辺りが真っ暗になっている事に気付き帰る事になった。
「うん!また明日」
「はいっ」
あれから笑顔を絶やさず、隣にいた女の人と2人で歩いて行ったくるみちゃん。
良かった。
「ごめんね、芽沙勘違いだったのについて来てもらっちゃって」
「うんん、私も楽しかったから!」
「そう?じゃあ帰ろっか!」
「うん!」
いつの間にか暗かったはずの周りは月明かりに照らされて明るくなっついた。
「ねぇ、あの子達に私の事は内緒にしてねって言わなくて良かったの?」
「えっ?」
のんびりと2人で歩いていると、芽沙は気になっていたのか私にそう言う。
「だって、内緒にしとかないとすぐに正体がバレちゃうよ?」
「あー確かにね……」
これまでも何回か相談相手の人に会ったことがあるけど、考えたことがなかった。
「大丈夫なの?」
「うん!大丈夫!」
今までバレた事ないしね!
「本当に?」
「うんっだってお悩み相談室に相談をしてくるって事は誰にも言えずに困ったからあそこに書こうって思ってくれてると思うから」
「うん?」
「だから、わざわざ言いふらさないと思う」
「言われたら終わりだけどね」
「あはは……縁起でもないこと言わないで」
「ふふふっごめんごめんっ」
「もうー」
「「あははっ」」
いつの間にか雲から出てきていた月明かりに照らされながら私達の笑い声が響いていた。



