ポケットの中では、なんとたくさんの先客たちが待っていた。
『こんちゃー。はなこだよー』
花子と名乗るこの幼女は、どうやらかの有名なトイレの花子さんその人らしい。
あたしが驚いた声を上げると。
『えー? ふつうにおばけしてるだけだよー』
と、間延びした声でとぼけるだけ。
『やあ、くちさけおんなさん。ごかつやくはきいているよ』
なんと、お化けじゃなくて神様までいる。
座敷童子くんは、これまた紳士で、言葉遣いも丁寧で!
やばいわ、あといつつ年上だったらストライクゾーンど真ん中だったわ。
『こ、こんにちは。はわわ、すごい美人さん、どうしよう』
なんだか自信なさげな地味子ちゃん……じゃなくて、一つ目小僧のお鈴ちゃん。
まあ、本来あたし年下の女の子になんて興味無いんだけど。
話しているうちに、いい子だなって思った。
他にもたくさんのお化けがポケットの中には居た。
「こんにちは」
「ごきげんよう」
なによなによ。
あたしは口裂け女よ。
誰よりも怖くて。
誰よりも恐ろしくて。
四十人もヒトを食べてやった、怖ーいお化けなんだから。
◇
『こんちゃー。はなこだよー』
花子と名乗るこの幼女は、どうやらかの有名なトイレの花子さんその人らしい。
あたしが驚いた声を上げると。
『えー? ふつうにおばけしてるだけだよー』
と、間延びした声でとぼけるだけ。
『やあ、くちさけおんなさん。ごかつやくはきいているよ』
なんと、お化けじゃなくて神様までいる。
座敷童子くんは、これまた紳士で、言葉遣いも丁寧で!
やばいわ、あといつつ年上だったらストライクゾーンど真ん中だったわ。
『こ、こんにちは。はわわ、すごい美人さん、どうしよう』
なんだか自信なさげな地味子ちゃん……じゃなくて、一つ目小僧のお鈴ちゃん。
まあ、本来あたし年下の女の子になんて興味無いんだけど。
話しているうちに、いい子だなって思った。
他にもたくさんのお化けがポケットの中には居た。
「こんにちは」
「ごきげんよう」
なによなによ。
あたしは口裂け女よ。
誰よりも怖くて。
誰よりも恐ろしくて。
四十人もヒトを食べてやった、怖ーいお化けなんだから。
◇

