関咲くんを、追いかけて。


「三つ編み!でしょ?」

っ?!

私が今どんな髪型をしているか、どうやら考えて記憶から引っ張ってきてくれたらしい。

ちよっと、かわいすぎるんだけど…?!!

「正解!」

「よしっ、僕以外と知ってるから!」

「…、かわいい」

ん?ってえ?!
私何言って…つい心の声が、

「ってあ、今のはそういんじゃなくて…!」

「僕かわいいの?」

「あっいや、ちが…、いや違くもないんだけど…」

つい正解して子犬みたいに無邪気に喜んでいる関咲くんを見て変な感想が漏れてしまった。

何やってるの私〜っ!!

「かっこよくはないんだー?」

今、かっこよくはないんだ?って、え?!

「っ?!か、かっ、え?」

「関咲、橘花シフトよろしく」

「今行くー」

「っあ、」