蓮はオフのときにクラブストロベリーにいたりした。
それはうだるように暑い夏場だった。
ミホは半袖のセーラー服。腕には白い腕時計。紺のハイカット丈靴下。ローファー。キーホルダーのついたスクールバッグを持っていた。ミホはストロベリーのある裏路地をあるいていた。天気はよく晴れていた。とてもキレイな街並みだった。ミホは全身に汗をかいていた。ミホの10代の肌が美しく光っていた。青春の香りがしていた。
「ストロベリー」と書かれたピンク色のネオン。
ミホがストロベリーに入ると、女の子の人だかりがあった。蓮がいるのだった。ミホは彼女たちに近づいた。果たして蓮がみえた。うわあ、とミホは思った。ミホは以前いたミホと同じ制服のこのグループの後ろにいった。そのこたちも汗をかいていた。青春の香りがした。
「ギターって、いつからやってるんですか」
と、ミホと同じ制服のこがきいた。この前「蓮先輩はゆかのもの」とか言っていた子だと思う。髪の長いこだった。
「うん、中学から」
と、蓮が素っ頓狂な声で答えた。
「へえ、意外。小さいころからじゃないんですね」
と、おなじ娘。
「うん」
と、蓮。
「すごいうまいですよね」
別の娘がいった。ショートヘアだった。
「うん」
「かっこいいですよね」
と、同じ娘。
「ありがとう」
と、蓮。
「すごいうまいから自慢ですよね」
と、髪の長い娘。
蓮はくらい沈んだ顔をした。
「え」
と、髪の長い娘。
「うーん。実はお前みたいなやつがやるもんじゃない、とか言われている」
と、蓮。
「ええええええええええええ」
「あと、あんな美少年がギター弾くなんて、とかあんなヤンキーが弾いている、とか、かっこいいのに何で弾くか、とかいう人がいるんだ」
と、蓮が子供っぽくいった。
みんな沈んだ。
「なんでそんなこというんですかね」
と、ミホが大きくいった。
「え」
と、蓮がミホを見た。ミホは蓮と目が合った。透き通るような青い瞳をしていた。ミホはうっとりした。
「うーん、なんでかなあ」
と、蓮。
「あんな美少年といわれているものは、果たして蓮先輩なんですかね」
と、ミホ。
「ええええええええええええ」
「あんな美少年より、ギター弾いているほうが先ですよね」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「蓮先輩がギターやることを妨害しているんですかね」
と、ミホ。
と、蓮。
「ええええええええええ」
と、蓮。
「蓮先輩のギターをひくことの自由を制限しようとしているんですよ」
と、ミホ。
「ええええええええ」
「自由権侵害ですよ」
と、ミホ。
「自由権侵害かあ」
と、蓮。
「人の勝手ですよね」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「あるいは、いい意味で言っているのかも」
と、ミホ。
「いい意味?」
と、蓮。
「あんな美少年にしてはうまく弾いている的な」
と、ミホ。
蓮の顔に笑みが広がった。
「そうかあ」
と、蓮。
ミホは微笑んだ。
「「あんなヤンキーが」はひどいですよね」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「かっこいいのに何で弾くかっていうのは、どういうことでしょうか?」
と、ミホ。
「うーん」
と、蓮。
「言っている人がいうところのかっこいいといわれているものがギター弾いているってことじゃないですかね」
と、ミホ。
「ええええええええええ」
「そんなこという人、意に介さないでいいですよ」
と、ミホはいった。
「うん」
と、蓮。
「お前みたいなやつがやるもんじゃない、というのは?」
と、ミホ。
「うーん」と、蓮。
「蓮先輩は中学のころからギターやってるんですよねえ」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「それじゃあ、まるで、蓮先輩が今からやりだしたみたいですよねえ」
と、ミホ。
「そうかなあ」
と、蓮。
「その人は蓮先輩のギターの音や、ギターがうまいとか下手とか、弾きっぷりのことは言ってないんですよねえ」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「「お前みたいなやつが」が、とか人を侮ってますよ」
と、ミホ。
「そうかなあ」
と、蓮。
「言っている人は蓮先輩が自分に言われるところの「お前みたいなやつがやるもんじゃない」と言われているものだ、と主張しているのでは?」
と、ミホ。
「ええええええええええ」
と、蓮。
「言っている人はただギターをやるだけのことをいってるんですよねえ」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「それだけのことになぜこだわるのでしょうか?」
と、ミホ。
「うーん」
と、蓮は考え込んだ。
それはうだるように暑い夏場だった。
ミホは半袖のセーラー服。腕には白い腕時計。紺のハイカット丈靴下。ローファー。キーホルダーのついたスクールバッグを持っていた。ミホはストロベリーのある裏路地をあるいていた。天気はよく晴れていた。とてもキレイな街並みだった。ミホは全身に汗をかいていた。ミホの10代の肌が美しく光っていた。青春の香りがしていた。
「ストロベリー」と書かれたピンク色のネオン。
ミホがストロベリーに入ると、女の子の人だかりがあった。蓮がいるのだった。ミホは彼女たちに近づいた。果たして蓮がみえた。うわあ、とミホは思った。ミホは以前いたミホと同じ制服のこのグループの後ろにいった。そのこたちも汗をかいていた。青春の香りがした。
「ギターって、いつからやってるんですか」
と、ミホと同じ制服のこがきいた。この前「蓮先輩はゆかのもの」とか言っていた子だと思う。髪の長いこだった。
「うん、中学から」
と、蓮が素っ頓狂な声で答えた。
「へえ、意外。小さいころからじゃないんですね」
と、おなじ娘。
「うん」
と、蓮。
「すごいうまいですよね」
別の娘がいった。ショートヘアだった。
「うん」
「かっこいいですよね」
と、同じ娘。
「ありがとう」
と、蓮。
「すごいうまいから自慢ですよね」
と、髪の長い娘。
蓮はくらい沈んだ顔をした。
「え」
と、髪の長い娘。
「うーん。実はお前みたいなやつがやるもんじゃない、とか言われている」
と、蓮。
「ええええええええええええ」
「あと、あんな美少年がギター弾くなんて、とかあんなヤンキーが弾いている、とか、かっこいいのに何で弾くか、とかいう人がいるんだ」
と、蓮が子供っぽくいった。
みんな沈んだ。
「なんでそんなこというんですかね」
と、ミホが大きくいった。
「え」
と、蓮がミホを見た。ミホは蓮と目が合った。透き通るような青い瞳をしていた。ミホはうっとりした。
「うーん、なんでかなあ」
と、蓮。
「あんな美少年といわれているものは、果たして蓮先輩なんですかね」
と、ミホ。
「ええええええええええええ」
「あんな美少年より、ギター弾いているほうが先ですよね」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「蓮先輩がギターやることを妨害しているんですかね」
と、ミホ。
と、蓮。
「ええええええええええ」
と、蓮。
「蓮先輩のギターをひくことの自由を制限しようとしているんですよ」
と、ミホ。
「ええええええええ」
「自由権侵害ですよ」
と、ミホ。
「自由権侵害かあ」
と、蓮。
「人の勝手ですよね」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「あるいは、いい意味で言っているのかも」
と、ミホ。
「いい意味?」
と、蓮。
「あんな美少年にしてはうまく弾いている的な」
と、ミホ。
蓮の顔に笑みが広がった。
「そうかあ」
と、蓮。
ミホは微笑んだ。
「「あんなヤンキーが」はひどいですよね」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「かっこいいのに何で弾くかっていうのは、どういうことでしょうか?」
と、ミホ。
「うーん」
と、蓮。
「言っている人がいうところのかっこいいといわれているものがギター弾いているってことじゃないですかね」
と、ミホ。
「ええええええええええ」
「そんなこという人、意に介さないでいいですよ」
と、ミホはいった。
「うん」
と、蓮。
「お前みたいなやつがやるもんじゃない、というのは?」
と、ミホ。
「うーん」と、蓮。
「蓮先輩は中学のころからギターやってるんですよねえ」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「それじゃあ、まるで、蓮先輩が今からやりだしたみたいですよねえ」
と、ミホ。
「そうかなあ」
と、蓮。
「その人は蓮先輩のギターの音や、ギターがうまいとか下手とか、弾きっぷりのことは言ってないんですよねえ」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「「お前みたいなやつが」が、とか人を侮ってますよ」
と、ミホ。
「そうかなあ」
と、蓮。
「言っている人は蓮先輩が自分に言われるところの「お前みたいなやつがやるもんじゃない」と言われているものだ、と主張しているのでは?」
と、ミホ。
「ええええええええええ」
と、蓮。
「言っている人はただギターをやるだけのことをいってるんですよねえ」
と、ミホ。
「うん」
と、蓮。
「それだけのことになぜこだわるのでしょうか?」
と、ミホ。
「うーん」
と、蓮は考え込んだ。


