海で会って以来ちょくちょく飲みに誘われていたが、週末は殆ど凛との予定があったので断っていたが、
明日は予定がない…

少し苦笑いしながら

「行くよ、何処?」

聞くと、加護原は驚いて、少しトーンが上がった声で言った。

『あら!珍しい、何かあった?
…まあいいわ、場所は健も良く知っている
[飲み食い処しん]よ。
皆に言っとくわ、
あ、時間は七時ね。

じゃあまた、今晩会いましょう。』

「分かった、じゃあまた。」

そう言って電話を切った。
たまには昔の仲間と飲むのも悪くない…
そう思うと少し救われたような気がした。