「先生のも度が…」

「そ、俺も伊達…

正直、保健の先生なんてやるような人格してないんだよね、いい加減で、だらしなくて…
それで、普段の自分と切り替えるために掛けてるわけ。

事情は違うし、人の事言えないけど、本当の自分隠さなくていいようになるといいなって…

折角綺麗な瞳しているんだし。」

言った後で、何こんなにベラベラ自分の事喋っているんだろうと、自分の行動に驚いていると、

「また…
そんなふうに言われたの初めてです。」

そう言うと、矢萩は少し口元を緩め、頬を赤らめ俯いた。