「…好きだ花。ずっと、好きだった」 少し熱っぽい目をしながら、優しく頬に触れる弥生くん。 時々名前を呼んでくれるその声が、すごく心地いい。 弥生くんは少し目を細めて、頬を触れていた手を顎にかけた。 そのままくいっと顎を上げて とびきり優しいキスを落とす。 大好きな君が落としてくれるその小さな優しさに答えるように、私もそっと目を閉じた。