夢のおわり、君とはじめる恋の続き

「ああ、ごめん。ちょっとクラスにやっかいなやつがいて…。ほんと腹立つんだよ、人の心がないというか…」


「ふーん。おまえがそんなこと言うなんて珍しい。いつもは人に興味なんてないのに」



…しまった。うっかり“綾瀬凪咲”として晴翔くんと接していた。


幸い、晴翔くんは気づいていない様子だけど。



「あー…うんまあ…。俺っていつから人に興味なかったっけ…?」


「は?知らないけど、母さんと父さんが離婚してから、じゃない?…俺にも冷たくなったし」


「そっか…。ごめんな、晴翔に寂しい思いさせて。本当はお兄ちゃんのこと大好きなのに」


「はあ!?な、何言ってんだよ!自分で言ってて気持ち悪くねぇのかよ!」



顔を真っ赤にして立ち上がった晴翔くんに、思わず笑ってしまう。



「俺が関わるのをやめたから、晴翔も変わったんだよな。お兄ちゃん大好きなことは今も変わってないのに」