少女と過保護ーズ!!続

「靴も履いてなかったんだよ」


「ハイジ…お前…」


「「「「「お前は喋るな」」」」」


「酷っっ!!!!」



死桜が"よよよ"と泣き崩れるも、無視。



「チビネ…」


「靴も履いてないって、どういう状況……そうか」



蓮が苦しそうに顔を歪め、桂が何かに気付いて押し黙る。



そういえば、竜ちゃんと桂は会いに行ったんだったな。


ハイネの従姉妹に。


二人の顔を見れば、どんなものだったか言われずともわかる。



自分至上主義のあの女は、ハイネのことを悪く言いまくったんだろう。



出来るなら、もう2度とアイツにもその母親にも、ハイネを会わせたくはない。



『…ここ…』



ハイネは明々と明かりがついて賑やかな一軒家を指差した。


どこにでもある家。

でもそこからは、楽しげな笑い声が絶えず聞こえてくる。



その笑い声に、一瞬ほんの一瞬ハイネが見せた、泣きそうに歪められた表情に俺は何も言えず。



俺が見てることに気付いたハイネは笑って礼を言ってきた。



さっきの笑顔とは正反対の作り笑顔で。