少女と過保護ーズ!!続

「うぉっっうぉぉぉぉぉぉぉぉっっ‼‼」


吠えたね、吠えたよあたし。


「おおっ‼凄いっ凄い‼」


キャッキャッとあたしの上で歓声を上げる麻也。

そうあたしの上で。


「まっ……麻也……上でハシャグがれると……ととっ!?ととととーーーーーー‼??」


エロか!?

んな訳がない。

現在只今あたし……麻也を肩車中である。

重い……

やっぱり可愛いといえど、麻也も男で

重いっっ‼

麻也を肩車したままグラグラするあたし。

何故、そんなことになったかというと……


もみの木がデカすぎたからである。

上の方が全然届かないチビーズ(あたし、麻也、メガネくんである)


メガネくんも背が低かった。

麻也程ではないが低かった。

周りに梯子や脚立がないのに気付いたあたし達は取りに行くことにした。

じゃんけんで負けた1人が。

後の二人は届く範囲を飾り付けしていこうってことになって。

したよね、じゃんけん。


「フハハハハハハーーーーッ!」

「勝負となったら負けないよ、俺は」

「…………」


あたし、グー。

麻也、グー。

メガネくん、チョキ。

一発で勝負あり。


「いってきます‼いってきますよ‼」


メガネくんも負けず嫌いか。

目に涙が溜まってるような気がしないでもない。

が、勝負は勝負。


「いってら‼重いから気を付けてね」

「早く、早く、GO‼」

「うわぁぁぁぁっ‼」


麻也よ……

もう少し言い方ってもんが……

泣くようにして走り出すメガネくん。

頑張っ‼

……しかし飾りつけをして数分。

手が届く範囲は全てしてしまい……


「勝ーって嬉しいっっ」


どないしたもんかと考えてたら聞こえてくる歌。

うん、まだやってますよ、奴らは飽きもせず。

ってことで、麻也と考えること数秒。


「肩車しよう」

「え!?麻也してくれるの!?さ……」


さすがって言おうとした。


「いや、じゃんけん」

「え!?」


聞き間違い!?


「pardon?」


ちょっと理解不能だったから英語で聞いてみたり。


「じゃんけん」


あたしの素晴らしい英語にシレっと返してくる麻也。

奴は至極真面目だった……。

ヌッとじゃんけんをするために差し出してくる手。

いやいやいや‼


「あたし女だよ!?幾ら麻也が可愛いっていっても麻也男だからね!?出来るわけな……」

「ハイネなら出来る」

「出来るわけな……」

「じゃーーーーんけーーーーーんっっ」


ほぁぁぁぁぁぁぁ!

始まったぁ‼

ここまでくると、やらないという選択肢のないあたし。


「「ほいっっ‼‼」」