ハイネside
「「「チビ姫ーーーーーーーーっ‼‼」」」
「ん??」
料理ももう大詰め、という所で外から呼ばれた。
"チビ姫"
そう呼ばれるようになって、もう1年はたった。
最初は慣れず、"姫"と呼ばれることに抵抗があった。
でも今は、大事な大事なあたしの一部。
皆からこう呼ばれることがあたしの誇り。
なんとも元気な声。
まるで小さな子供達の「ハイネちゃーん、遊びましょ」的な感じで。
なんだ??なんだ??
「「チビ姫‼」」
返事をしようとしたその時。
有馬と井岡が来た。
「有馬、井岡、どした??」
キラキラしてる二人。
てか、いつも一緒で仲良しだな。
可愛い二人だなー。
「4月から学校に通うんだってー!? 」
「俺らと一緒に学校行事楽しめるんだなーー‼」
「有馬っ‼井岡っ‼」
満面の笑みでキッチンに入ってきた二人。
凄く喜んでくれてる‼
二人はあたしの手を片方ずつ取るとキャッキャッと笑いながら回りだした。
いつもなら率先して楽しむあたしだが……
しかしっっ
まだ行けるかはわからないので、ハシャゲないーっっ‼
でもこんなに喜んでくれてる二人には言えないーっっ‼
あたしがバカなばかりに……。
これは死ぬ気で頑張らねばっ‼
「お前らそれもいいが、チビ姫を呼びに来たんだろ?」
遊んでたあたし達に、料理を会場に運ぼうとしてる兄貴が一言。
あたしを呼びに??
「そだ‼そだ‼」
「俺ら、チビ姫を呼びに来たんだった‼」
ヤベーヤベー怒られる‼
なんて言ってる二人。
そだね、外からずっと呼ばれてるけど、声が……ね
声が段々低くなっていってるよね……。
濁点が付くようになってきたよね……。
「チビ姫に見せたいものがあるんだっ」
「見せたいもの??」
井岡があたしの腕を取って歩き出す。
「ちょっちょっっ待って、まだ‼」
「いいぞ、チビネ」
「蓮くん??」
物凄く真剣に料理を盛り付けてた蓮くんが顔を上げてそう言う。
「こっちはもう盛り付けだけだしな。行っておいで」
柔らかく笑ってくれる蓮くん。
蓮くんは、昔に比べたら表情が凄く柔らかくなった。
最初に会った時に出てた、人を拒むような恐れてるような空気はもうない。
それによって蓮くんの周りには人が集まるようになった。
まだまだ恐る恐るだけど……女の子も。
桐子のおかげかな。
(((((え‼??)))))
ポンポンと蓮くんに頭を撫で
「……うん」
頭を撫でられるのは嬉しいし、行かせてもらえるのはありがたい……んだけど。
大丈夫だろうか……
あたしが居なくても大丈夫だろうか……
料理はもう出来てるから心配ないけど、盛り付けがっ
さっき見たら、蓮くん、盛り付けがド下手なんですけどーーーーー‼
せっかくの料理が台無しなんですけどーーーーーっっ‼
「「「チ"ビ姫"ーーーーーーーーーっ‼」」」
ぬぁーーーっっ!?
呼ばれておるーーーーーっっ‼
もう泣き声になっておるーーーーーーーーーっっ‼
一体、何があるというのか‼??
「じゃ、蓮さん、チビ姫借りていきます‼」
「行くぞ‼チビ姫‼」
有馬にも手を取られ走り出す。
「ままままままままっっ」
料理ーーーー‼
外に出た途端、ダァッと走り出す二人。
その二人の速さについていけず、あたしは足を動かすことなく、スーパーマンみたいな格好で皆の所へ運ばれていったのだった。
「「「チビ姫ーーーーーーーーっ‼‼」」」
「ん??」
料理ももう大詰め、という所で外から呼ばれた。
"チビ姫"
そう呼ばれるようになって、もう1年はたった。
最初は慣れず、"姫"と呼ばれることに抵抗があった。
でも今は、大事な大事なあたしの一部。
皆からこう呼ばれることがあたしの誇り。
なんとも元気な声。
まるで小さな子供達の「ハイネちゃーん、遊びましょ」的な感じで。
なんだ??なんだ??
「「チビ姫‼」」
返事をしようとしたその時。
有馬と井岡が来た。
「有馬、井岡、どした??」
キラキラしてる二人。
てか、いつも一緒で仲良しだな。
可愛い二人だなー。
「4月から学校に通うんだってー!? 」
「俺らと一緒に学校行事楽しめるんだなーー‼」
「有馬っ‼井岡っ‼」
満面の笑みでキッチンに入ってきた二人。
凄く喜んでくれてる‼
二人はあたしの手を片方ずつ取るとキャッキャッと笑いながら回りだした。
いつもなら率先して楽しむあたしだが……
しかしっっ
まだ行けるかはわからないので、ハシャゲないーっっ‼
でもこんなに喜んでくれてる二人には言えないーっっ‼
あたしがバカなばかりに……。
これは死ぬ気で頑張らねばっ‼
「お前らそれもいいが、チビ姫を呼びに来たんだろ?」
遊んでたあたし達に、料理を会場に運ぼうとしてる兄貴が一言。
あたしを呼びに??
「そだ‼そだ‼」
「俺ら、チビ姫を呼びに来たんだった‼」
ヤベーヤベー怒られる‼
なんて言ってる二人。
そだね、外からずっと呼ばれてるけど、声が……ね
声が段々低くなっていってるよね……。
濁点が付くようになってきたよね……。
「チビ姫に見せたいものがあるんだっ」
「見せたいもの??」
井岡があたしの腕を取って歩き出す。
「ちょっちょっっ待って、まだ‼」
「いいぞ、チビネ」
「蓮くん??」
物凄く真剣に料理を盛り付けてた蓮くんが顔を上げてそう言う。
「こっちはもう盛り付けだけだしな。行っておいで」
柔らかく笑ってくれる蓮くん。
蓮くんは、昔に比べたら表情が凄く柔らかくなった。
最初に会った時に出てた、人を拒むような恐れてるような空気はもうない。
それによって蓮くんの周りには人が集まるようになった。
まだまだ恐る恐るだけど……女の子も。
桐子のおかげかな。
(((((え‼??)))))
ポンポンと蓮くんに頭を撫で
「……うん」
頭を撫でられるのは嬉しいし、行かせてもらえるのはありがたい……んだけど。
大丈夫だろうか……
あたしが居なくても大丈夫だろうか……
料理はもう出来てるから心配ないけど、盛り付けがっ
さっき見たら、蓮くん、盛り付けがド下手なんですけどーーーーー‼
せっかくの料理が台無しなんですけどーーーーーっっ‼
「「「チ"ビ姫"ーーーーーーーーーっ‼」」」
ぬぁーーーっっ!?
呼ばれておるーーーーーっっ‼
もう泣き声になっておるーーーーーーーーーっっ‼
一体、何があるというのか‼??
「じゃ、蓮さん、チビ姫借りていきます‼」
「行くぞ‼チビ姫‼」
有馬にも手を取られ走り出す。
「ままままままままっっ」
料理ーーーー‼
外に出た途端、ダァッと走り出す二人。
その二人の速さについていけず、あたしは足を動かすことなく、スーパーマンみたいな格好で皆の所へ運ばれていったのだった。



![少女と過保護ーズ!![完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.956/img/common/cover/sig0andblekg007.png)