少女と過保護ーズ!!続

ーーーーーーーと思ってた。

が・・・アレは、しつこかった。


本当にバカ犬と親子じゃないかと思うほど、バカ犬に似てしつこかった。


初めて会った時のバカ犬を思い出した。


どれほど冷たく接しようと、どれだけ無視しようとも寄ってきた。


ある日、報告があるとアレは1人で工藤組事務所に来ていた。


『何故居る?』

『んあ??』

『シゲ』


仕事から戻ってくれば、アレがソファーで寛いでクッキーなんぞかじってやがった。

前歯でカリカリと。

なんだ、その食い方は。

んな寛いで、ここを何処だと思ってやがる。


俺はニコニコ顔でココアを出そうとしてる、留守番させてた補佐役のシゲを呼んだ。


『へい??』

『何をもてなしてやがる』

『若に話があるらしいッスよ』

『話??』

『ほら、熱いから気を付けろ』

『ありがとうございます‼』


だから、何故もてなす。

イラッとしたからシゲを殴る。


『アイタッッ‼』

『で?何故に居る?』

『あっちぃっっ‼』


学習能力がないのか、熱いと言われてたのに火傷してるアレ。

やはりバカだ。


『ぐぬぬぬぬぬぬ』

『取りあえず食うのを止めろ』

『あい‼』


また、クッキーに手を伸ばしたアレにギッと拳を握ればピタッと止まる。


『で?』

『・・・ほ?あっっ‼』


もう一度聞けば首を傾げた後、ポンッと手を叩いた。


質問を思い出したらしい。

あの短時間で忘れるか、普通。


『あたし"シャーウッド"で、働かせてもらえることになりました‼』

『あ"?』


"シャーウッド"で働くだと??

前に年を聞いた時、14か15だと言ってなかったか?

その年は・・・高校じゃねぇのか。


『学校は??』


聞けば、笑って首を振る。


『引き取ってもらえただけでありがたいのに、そこまでしてもらうわけにはいきません。聞けば"シャーウッド"は今人が足りてないって。なら、あたしが』


ポンッと胸を叩くアレ。


『・・・・おチビ』


クッとシゲが目頭を押さえ、クッキーを勧めてる。


『いいのか?それで』


学校でしか学べないことはたくさんある。

高校で出来る友達もあるだろう。

学生が休みで遊んでる時に自分は働かねばならないんだぞ。

わかってんのか?

睨むようにアレを見れば