悲しい事に、笑優は全く気づいていない。
それでも、俺にいつもの元気いっぱいの笑顔を見せてくれるからあまり気にしていなかった。
まだ4歳といつ年で、"好き"という言葉をしっかりわかっているわけないが、俺の本能も、理性も……笑優とずっと一緒にいたい。
これからも、ずっと一緒………だと思ってた。
あの日が来るまでは。
笑優の誕生日。
俺は、初めて笑優の誕生日を祝えると喜び、朝早くから笑優の家に行っていた。
いつもならインターホンを押すとすぐに出てきてくれるのに、その日だけは何回押しても誰1人出てこなかった。
笑優は4人家族で、皆仲良しだ。
笑優のお母さんこと、恵那さん。
笑優のお父さんこと、星史さん。
笑優のお兄さんこと、夢斗さん。
そして────笑優。
俺は、結目一家が大好きだ。
その日は仕方なく、家に帰った。
親にその事を伝えると一瞬悲しそうな顔をして、
「……いい、瀬那。少しの間、笑優ちゃんに会いに行っちゃダメよ」
と言った。
その後、何度その事を尋ねても答えてはくれなかった。
1週間後、もうそろそろいいかなと思い笑優の家に行って、いつものようにインターホンを押したが、音が鳴らない。
おかしい。いつもならピンポーンという機械音が鳴るのに。
すぐにその事をまた親に伝えると、2人は眉を下げ泣き出した。
「二人とも……どうしたの?どこかいたい?」
「瀬那……あのね、笑優ちゃんは……お引越ししたの」
それでも、俺にいつもの元気いっぱいの笑顔を見せてくれるからあまり気にしていなかった。
まだ4歳といつ年で、"好き"という言葉をしっかりわかっているわけないが、俺の本能も、理性も……笑優とずっと一緒にいたい。
これからも、ずっと一緒………だと思ってた。
あの日が来るまでは。
笑優の誕生日。
俺は、初めて笑優の誕生日を祝えると喜び、朝早くから笑優の家に行っていた。
いつもならインターホンを押すとすぐに出てきてくれるのに、その日だけは何回押しても誰1人出てこなかった。
笑優は4人家族で、皆仲良しだ。
笑優のお母さんこと、恵那さん。
笑優のお父さんこと、星史さん。
笑優のお兄さんこと、夢斗さん。
そして────笑優。
俺は、結目一家が大好きだ。
その日は仕方なく、家に帰った。
親にその事を伝えると一瞬悲しそうな顔をして、
「……いい、瀬那。少しの間、笑優ちゃんに会いに行っちゃダメよ」
と言った。
その後、何度その事を尋ねても答えてはくれなかった。
1週間後、もうそろそろいいかなと思い笑優の家に行って、いつものようにインターホンを押したが、音が鳴らない。
おかしい。いつもならピンポーンという機械音が鳴るのに。
すぐにその事をまた親に伝えると、2人は眉を下げ泣き出した。
「二人とも……どうしたの?どこかいたい?」
「瀬那……あのね、笑優ちゃんは……お引越ししたの」


