「俺のせいで、茜音ちゃんが苦しくなっちゃうのは避けたい。でも絶対にそうならないように、約束はできないかも」
一人だと常に自分のご機嫌をとれるから良いけど、誰かと居るならその人に気分が左右されるのなんて、当たり前にあること。
それを自分の中でどうコントロールするかの話であって、私が友基と居る時は友基の強いエネルギーに負けただけ。
「私の努力が足りなかったんです。律くんが仕事で忙しいのは嬉しいことだし、それを私が苦しくなるなんて思わないでください」
私じゃない誰かと熱愛が出ても、芸能活動をやっていたら注目されるもん。
そういうものだもん。
膝の上に置いた手を拳にして、もっと強くならなきゃと自分に言い続けた。



